
プロバスケットボールリーグ(Bリーグ)の「越谷アルファーズ」とスポンサー契約を締結している武蔵野銀行。Bリーグが盛り上がりを見せ、地域全体でチームを応援する機運が高まる中において、地元の銀行としてどのように関わっているのでしょうか。本部で冠試合などイベントを企画実施するM.Tさんと、スポンサー紹介やビジネスマッチングなどで企業のつながりを生む越谷支店のR.HさんとS.Yさんに、プロジェクトの取り組みや反響について話を伺いました。
プロジェクトの背景・課題・目的
越谷を盛り上げること。それが、地域の銀行としての使命だった。
― まずは、武蔵野銀行が越谷アルファーズのスポンサーになった経緯を教えてください。
S.Y:
きっかけは、チームのプロクラブ化に伴い越谷市がホームタウンに選ばれたことでした。当時は今ほどBリーグが有名ではなく、チームもまだトップリーグに所属していないという状況。しかし、地元の金融機関として全面的にバックアップする使命があると感じたのです。そして、地域活性化やチームの認知度向上、社会貢献活動などのためスポンサー契約を結びました。
R.H:
越谷市民は越谷という名前に誇りを持っています。名前に県名を入れるチームが多い中で、越谷アルファーズはローカルな地域名を冠しており、越谷支店としてそこのスポンサーになることに意義があると考えました。
― スポンサーとしての取り組みを教えてください。
M.T:
越谷アルファーズとの連携を通じて、地域の皆さまとの接点創出や地域を盛り上げる取り組みを行っています。具体的には、武蔵野銀行がスポンサーとなる冠試合「武蔵野銀行PRESENTS GAME」の開催や参加型イベントの企画など、スポーツを軸にしたプロジェクトを推進。チームとの信頼関係を土台に、地域の方々に喜んでいただける様々な企画を展開しています。
R.H:
営業の側面では、新たにスポンサーになっていただける企業を紹介し、スポンサー企業を中心とした交流会でビジネスマッチングの機会を創出しています。その他にも、飲食業界の取引先に試合会場でのキッチンカー出展を依頼したり、グッズ製造会社を紹介したりと、幅広い支援を行っています。
S.Y:
武蔵野銀行の冠試合では取引先企業の従業員の方々をご招待し、越谷市との関係強化を図っています。

実現ストーリー
支援の輪が広がっていく。そして、ファンが増えていく。
― プロジェクトで印象的だった出来事を教えてください。
M.T:
このプロジェクトは短期間で成果を得られるものではありません。しかし、地道に支援を続けた結果、直近の冠試合ではほぼ満席で大きな盛り上がりを見せてくれました。次なる課題は、さらに幅広いお客さまを集客すること。議論を重ねて施策を検討し、当行のイメージキャラクター「ポチャッコ」のグリーティングイベントを実施したところ、初めてBリーグを観戦する多くのキャラクターファンの方々に来場いただけました。「きっかけはポチャッコだったけれど、生で試合を見たら超面白かった!」というSNS投稿を見た時は達成感がこみ上げてきましたね。
S.Y:
「越谷を盛り上げるために御社の力が必要です」。スポンサー営業で何度も熱く訴えかけました。さらに、SDGsやCSRの観点からスポンサー契約のメリットを伝えた結果、多くの企業に共感いただけました。企業単体の力だけではなかなか実現できない地域貢献の取り組みも、越谷アルファーズの力を借りれば実現できる。スポーツを通じて子どもたちを支援したり、チームロゴを入れた新商品を販売したりすることで、地域の企業が一丸となって越谷を盛り上げています。
R.H:
スポンサー企業が増えたことで、交流会では越谷に根差した新たなビジネスマッチングが生まれています。また、スポンサー契約を検討中の企業を試合にご招待すると、白熱する試合や数千人の応援の熱気に圧倒され、前向きに検討してもらえたことも多々ありました。ともに地域を盛り上げるパートナーが増えた時は、いつも新鮮な喜びを味わえます。

実現したことによる成果や反響
チームはB1リーグへ。地域経済も盛り上がりを見せた。
― プロジェクトの成果や反響を教えてください。
R.H:
交流会で数多くの縁を生み出せたことが、大きな成果だと思います。越谷アルファーズを介した名刺交換会を大手生命保険会社と共催したところ、約200名もの方々が参加することに。スポンサーではない地元の企業も多数来場いただけました。今まで縁のなかった企業同士が交流し、当行も新たな取引が始まった企業に出会えましたし、「このような場を設けていただけて嬉しい」といった感謝の言葉を多数いただきました。
S.Y:
2019年以降、越谷市を中心とする36社の取引先企業に新たなスポンサーとなっていただけました。私が紹介した企業のロゴを試合会場で目にしたり、取引先の社長や社員の方々が観戦している姿を見たりした時は、素直に嬉しい気持ちになりますね。当行は2020年よりスポンサーとなりましたが、2024年にB1リーグへ昇格した際は、少しでもそのお手伝いができたかなと喜びを噛み締めました。
M.T:
冠試合で武蔵野銀行のアプリを活用した抽選会のブースを出展した際、738名のお客さまに参加いただきました。同イベントをプロサッカーの試合で実施した時とほぼ同じ参加人数で、Bリーグの盛り上がりを肌で実感したものです。当行としてはこのイベントをきっかけにアプリをさらに利用いただければ嬉しいですし、越谷アルファーズとともにWin-Winになれるイベントを実施できたことにやりがいを感じられました。

今後の展望
スポーツの力を信じること。それが、越谷の未来につながっていく。
― プロジェクトの今後の展望をお聞かせください。
M.T:
これからも、越谷支店と連携して様々なイベントや企画を実施したいです。具体的には、スポーツを観戦するだけで終わらせず、地域の方々が参加できる取り組みをさらに増やしていきたいと考えています。例えば、子どもたちと選手が触れ合える企画や、地域イベントと連携した企画など、スポーツを通じて地域のつながりが生まれる場を増やしていきたいです。スポーツには人を元気にする力があると思うので、その瞬間をたくさん生み出していきたいと思います。
S.Y:
夏祭りや花火大会など、多くの人が足を運ぶ越谷市内のイベントで、越谷アルファーズと連携した企画を実施したいですね。その他にも、クリーン活動や子ども食堂への支援、農業体験などスポーツの軸に限らないイベントを展開することで、地域のつながりを深めていきたいと思います。
R.H:
越谷アルファーズは越谷市立総合体育館をホームとしていますが、将来的なホームアリーナの新設を目指しています。アリーナの建設には億単位のお金が動きますので、越谷市全体で盛り上げることが不可欠でしょう。私たちも銀行として何かしら関わることができないか模索し、チームの夢の実現に貢献したいと考えています。また、今後は埼玉東部地区の支店も巻き込み集客範囲を広げ、プロスポーツが地域に与える力が大きいことや経済の活気につながることを示していきたいと思います。


